イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィアの観光客

La Nuova》紙に、ヴェネツィアのホテルでの各国旅行者の評価が、先日掲載されました。
裸体禁止[ヴェネツィアはリード島のような海浜ではないので、運河での泳ぎや地べたに座っての食事等も禁じられています] 
「 最低の観光客はイギリス人、日本人が最上
――ホテルの支配人や業界の専門家の意見を基に、旅行者の国民性から《ジェットコスト(Jetcost)》が分類。イタリア人は?――

最上なのはどこなのか? 取り分け、世界で最悪の旅行者は? 調査の原動力Jetcostが、主たる旅行者の良い点・悪い点を選び出した。世界中の最良・最悪の旅行者を決定するのは容易いことではない。調査を何度も繰り返したが、採用した基準によって結果が色々変わり、回答が非常に多様となる。何故ならプラスあるいはマイナスと考えられたことは種々に左右されるからである。

調査の原動力である www.jetcost.it は、最上の飛行便と一番安いホテルを選ぶ以上に、利用客に調査を行い、最近は客への対応態度やいつもの習慣に従って評価する基準を考えた。夏季ヴェネツィアの施設に滞在する観光客について、支配人や受付係、ホテル従業員に問い質した。

国民性を基に評価することを彼らに求めた。次の点である。礼儀・行儀の正しさ、問題となったその原因とは?、騒音・清潔さ・秩序、客室内での出来心による盗みとその損害、苦情(クレーム)、服装・身嗜み、土地の言葉への興味、食事への関心、文化程度。世界各国から来た旅行者が、自国の風俗習慣に基づいての行動態度、最上となるか最低となるかの結果は次の通りである。

最上国: ニッポン人=全く最高に礼儀正しい(educated教化された)人々である。適正な態度を常にする。非常に整理整頓されて、騒音をたてないし、ヘタな苦情を言わない。その上、客室を完全な状態にして立ち去る人々である。ホテル内で過ごすことが多いが、土地の文化に大変興味を示す人々。

2番手はスカンディナヴィアの人々=土地の言葉を敢えて使おうとするのは、多分誰もスウェーデン語もノルウェー語もデンマーク語も知らないから。彼らは優しく控え目。苦情を言ったり、問題を起こしたり、騒音をたてたりしない。サービスが自国に比して30%も安価なため、イタリアでは幸せな観光というものに興味があるのである。

オーストラリア人=土地の料理を味わうことに常に興味津々で、いつもそれに満足している。彼らの性格と多国籍的文化の持ち主故、各国の風俗習慣に直ぐ馴染むことの出来る旅行者である。非常に静かで、躾が行き届いていて(educated)、清潔である。

カナダ人=彼らの教育・躾程度、清潔感、存在のあり様は非常に評価される。静かで、普通あまり苦情など言ったりしない。しばしば大きな心付け(チップ)を置いて呉れる。土地の文化に興味津々の人々である。

ドイツ人=十分に慇懃な旅行者と考えられている。どこにでも赴くが、問題を引き起こすようなことはあまりない(ビールで酔っ払った時を別にしてだが。この点が良き旅行者リストの中でマイナスポイントとなる)。信頼するに足る人々なので、どこかで良い出会いがあれば、お互い好きになって再会のために戻って来るだろう。

最低国: 英国人=他言語は一切話さない、英語のみ。通常土地の食物、飲み物を取ることは好きではない。ただアルコールを飲むだけ。いつも苦情だらけで、無軌道で部屋を壊す。“最悪の服装・身嗜み”という分類リストの頂点にいる。チップは殆どしない。

2番手は仏国人=尊大で、ケチで、礼儀躾がなく、騒々しい上に汚らしい。自国語以外は話そうとしない。与えられている評価は、仏国がこれほど魅力に富む国故、外国へ行く必要はないので、他言語は学ぶ必要はない、としていること。しかしJetcostによれば、土地の文化や料理に興味を示しているという。

露国人=規律は守らないし、礼儀躾は悪い。服装のセンスは悪く、チップにはケチである。立食店では不作法(大喰らいで、時に皆の前で不愉快になる騒音をたてる)。その上バールやレストラン、プールのような公共の場で極めて大声で喋るのが際立っている。しかし良い点もあって、自分達のヴァカンスを過ごすのに共感があって、訪れた場所の文化や福祉には興味を示す。多くの観光客は来伊すれば、芸術的都市、美術館を愛で、ショッピングや温泉に駆けつける。

中国人=異常な行動態度をする人々である(パリ、ルーヴル美術館傍のポスターで、清朝時代の官吏を思い出してしまう、そんな所で禁じられている排泄行為をする人々なのである)。どこでも痰唾を吐き飛ばす、進入禁止のコードを跳び越える、土地の住民に対する知識は殆どない。しかしプラス面もあって、爆買いである。中国人観光客の82%は、旅行の目的がショッピングである。

米国人=Jetcostの分類ではトップではないが、普通世界で最悪の旅行者のトップと考えられている。考えが杓子定規で、礼を失する態度、非情に五月蠅く、服装の身嗜みが悪い。土地の料理に興味は無く(アメリカンレストランのチェイン店で通常は食べている)、文化的訪問(美術館等)はする気が無い。その上、ホテルの備品は持ち帰る物、と公言している。米国人の良い点は、チップが非常に鷹揚な点である。多分置いて行くのが義務的なお国柄故である。  

ところで伊国人=Jetcost調査による分類リストでの位置については、会社の広報課が言っている。《伊国人はそれほど悪くはない。最良と最悪の中間に位置している。長い間、国外で過ごすことが多い旅行者と考えられていた。色々物事が変化したが、特に食べ物のためにであった。土地の言葉を何か学ぼうとする。身嗜みが良ければ、訪問先の土地の習慣や文化や料理に興味を示す。しかし全てがプラスという訳ではない: 静かにしていない、しばしば礼儀的行動が悪い、チップに渋い、使った部屋は乱雑のまま立ち去るし、ある者はホテルの備品を記念に持ち去る悪徳旅行者である。》と。」
  1. 2016/12/29(木) 00:07:54|
  2. ヴェネツィアの宿
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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