イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィアの大運河

大運河をヴァポレットで、Trenitalia サンタ・ルチーア駅前からサン・ザッカリーア停留所まで下っていく度に、中世以来続く街で、変わらずこれほど華麗で瀟洒な《大通り》はここにしかない、と思ってしまうのは、私だけでしょうか。

そんなヴェネツィアにも変化が見られ、以前に書きましたカラトゥラーヴァ橋が第4番目の橋として建設中です。イタリアの常識通り完成は遅れ、欄干部分もガラス製なのだそうですが、ガラス製作会社とのツメが甘かったようで、その部分だけの製造だけでも1月時点のニュースによりますと、3ヶ月かかると書いてありました。
カラトラーヴァ橋[完成したカラトゥラーヴァ橋] 完成すれば、大変便利になります。トレニターリア駅左隣にヴェネットーン(Venetton)がホテルを建設する予定だとかで、前の市長との裏取引云々が噂されている、と聞きました。

ヴァポレットの新しい停留所(Rialto Mercato)が、リアルト市場前に出来、大変便利になりました。市民の足としてのヴァポレットが3番(Linea 3)として新設され、カルタヴェネツィアや定期を持つ人だけの利用ということで大変空いています(車掌さんの検札が常時あります)。この3番はカ・ドーロ駅は止まらず、すぐ傍にサン・フェリーチェ駅(S.Felice)が新設されました。旧82番の急行は、赤の2番に変更されました。

渡し舟のトラゲットは、一番繁盛しているのはリアルト市場とサンタ・ソフィーア広場を結ぶ路線ですが、料金は変わらず、1人0.5ユーロです。チップのつもりで多く払って上げるのは船頭さんには嬉しいですね。NHKラジオ伊語講座テキストで150~200円等と書かれているのは大分高目の気がしますが、須賀敦子さんが本(『地図のない道』)の中で無料と書かれたのは船頭さんにとって非常に残念なことでした。須賀さんの読者は巨大ですから、影響甚大です。[ヴェネツィア通の須賀さんでもこうですから、読まれる方は私を含めて虎視眈々をお願いします]
Traghetto Santa Sofiaトラゲットの船頭さん[前の船頭さんが漕ぐ主役であり、乗客の昇降時、どんな VIP でも手を添えるのはこの人です] しかしヴァポレットの乗船料(1時間以内であれば乗り換えが出来る)が、この2月から6.5ユーロと値上げされたのは、高くなったという感じです。新聞によりますと、イタリアは生活必需品のインフレ状態で記録的な高値を示しているようです。

このインフレ状態にイタリアの庶民は悲鳴を上げています。2月初めのカーニヴァルには訪れた観光客の数が例年の20%減で高級ホテルにも空室が見られたということで、高くなり過ぎたホテル代からすれば、当然の報いだとヴェネツィア人は嘯いています。
  1. 2008/02/22(金) 17:04:16|
  2. ヴェネツィアの街
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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