イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

イタリアの食品

リアルトの魚市場にしろ、野菜市場にしろ、日本では見たこともない食品に出会うと興味を掻き立てられます。
ペスケリーア魚介類市場《ペスケリーア》。写真左に野菜市場が広がっています。対岸のサンタ・ソフィーアから渡し船のトラゲットで買い物に通いました。乗船時は座らないのが町の習慣です。

蛸(polpo)はイボが2列のものを言いますが、1列のものもあって folpo と言うのだと魚屋のジャンニが教えてくれました。不思議な物が八百屋の屋台に並べてあり尋ねると、puntarelle と教わり、料理法も教えられ、買ってみました。不思議な食感なので、山菜好きの日本人は、イタリア人の味覚も日本人に似ていると思ったことでした。
puntarelle[プンタレッラ(複数puntarelle)、サイトから借用] リアルト市場で見たアルプス産の茸の話を語学学校ですると、オーストリア人受講生は、イタリア人は泥棒だ、と非難しました。店頭のオーストリア産の茸は正式に輸入されたものでしょうが、オーストリアに山荘を持つイタリア人は、彼の地の山には茸がふんだんにあると、涎をたらしそうに言っています。

新聞を整理していると、物価上昇について度々言及されています。逆に家電製品等値下げになった物もあるようですが、食品等の値上げは家計に響きます。

果実と野菜に関してだけでも、年間50ユーロの出費増になると言っています: 昨年比、果実6.7%増(最高ミカン11.5%up)、野菜13%増(最高ズッキーネ27.5%up)。魚も同様です(最高鱈29.5%up)。

そんな中で新聞は言っています。安い野菜がスペイン等から輸入され、残留農薬が問題になっている、と。更にリンゴ、豆類そしてトマトまでが中国から安く輸入され、市場を席巻し始めているというのです。

中国の安い織物が輸入され、イタリア随一の織物の町トスカーナのプラートの町半分もの織物業者が廃業に追い込まれたというドキュメントは、数年前NHKテレビで放映されました。フィレンツェの友人はあまりにも中国人が多くなり、彼らのためにイタリア語講座がテレビで始まったと語っていました。

中国人は働き者なので、夜遅くまで働き、物やサーヴィスを安く提供しようとしています。ヴェネツィアでも、サンタ・マルゲリータ広場の語学学校下の、休憩時間にコーヒーを飲んだバールは中国人経営に変わるなど、中国人経営が目に付くようになりました。中華料理店も増えました。リアルトの古い中華の店はヴェネツィアに行く度に顔を出すので知り合いになりました。中華料理はイタリア料理に比べてかなり割安です。

スーパー等には沢山の種類のトマトの缶詰・瓶詰めがあり、選ぶのが大変でした。日本で買うトマトの缶詰等の中身は原産国イタリアと記してありますが、南イタリアの太陽の光を燦々と受けた、全て丸ごと made in Italy なのでしょうか。お土産に買ったスーヴニールが、made in China(伊語Cina)ということは大いにありそうです。
  1. 2008/05/23(金) 09:55:53|
  2. 食品
  3. | コメント:2
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コメント

中華で私が思い出すのは、ボローニャのインデペンデンス通りからちょっと入った横道に中華料理屋があって、パスタに飽きた私と家内とで入った事があります。オーナーの中国人の老人が英語をまったく話さないので、私の片言のイタリア語で話しましたが、もう40年もそこに開けているそうです。私が日本人だというととても喜んで、注文したワインではなく取っておきのボトルを no pagare だといって出してくれたり、自慢の卵スープを出してくれたりしました。しかしなによりも、食べたものが全部おいしくて、実は期待してなかっただけに感激でした。もし私たちがボローニャに住んでいたら、3日に1度はここに来たに違いないね、と家内と話しました。
  1. 2009/03/23(月) 19:26:43 |
  2. URL |
  3. September30 #-
  4. [ 編集 ]

september30さん!
昨年ボローニャに行った時は、3日間同じトラットリーアに通いました。ローマ
に行った時、1週間の内三度同じ店に通ったら、顔を知られ客扱いが違ったのが
分かりました。並んで待つ店で我々より前に席に付き注文した隣の人達より早く、
それも日本人と思ってか、全ての料理を並べてくれたのです。そして隣の人達に
amiciだからと言うのです。ヴェネツィアではトラットリーアと中華の店で代金を
値引きしてくれる行き付けの所が出来ました。最近中国食品の残留薬品の悪評から、
中華店への客足が遠のき、つぶれた所も出たようです。
  1. 2009/03/24(火) 09:04:02 |
  2. URL |
  3. ペッシェクルード #/plE8HKU
  4. [ 編集 ]

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Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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