イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ジョー・バルビエリ・トリオのコンサートと山上渡展

昨5月2日、伊文化会館でのジョー・バルビエリ・トリオのジャズ・コンサートに行ってきました。ナーポリ出身のシンガー・ソングライター、ジョーらによる、何故か私が大好きだったトランぺッター、チェット・ベイカー没後25周年記念と謳ったものだったので、逃す訳にはいきません(You tubeでChet Bakerをどうぞ)。ジョーの歌とギターを中心にしてチェットのナンバーが演奏されました。
Chet lives!Chet lives!チラシジョーの甘い声でチェットの唄を思い出させてもらい、久し振りに心からジャズに堪能しました。アントニオ・フレーザのピアノも素晴らしかったし(絶妙のアドリブがありました)、ルカ・アクィノのトランペットは最初チェットのパツラの再来と思わせ、後半、息を吸いながらの長時間息継ぎなしの演奏などで聴衆を沸かせました。そのため今年もまた青山のブルーノートにやって来るらしいラッパの名手ファブリッツィオ・ボッソを聞きに行かねばと思ったことでした。

帰宅前、新宿のヴェネツィアン・レストラン“イル・バーカロ”でワインの立ち飲みをしていると、隣で飲む3人の青年とお喋りが始まり、そのうちのお一人が現在ゴールデン街(街は外国の人で溢れ返っています)のバーで絵の展示をしているということで案内して頂きました。山上渡さんという絵描きさん(アーティスト)で、3階までの狭いバーの壁面一杯に小さな絵が大量に展覧されていました。細密な表現の世界は素晴らしいものでした。
WATARU YAMAKAMIYAMAKAMI チラシ絵の鑑賞後そのバーに腰を下ろして酒を飲みながら、もう一人の絵描きさんとイタリアの事などお喋りをしました。ヴェネツィアは面白い町ですね、という話から、彼の作品がジェーノヴァのエドアルド・キヨッソーネ美術館[お雇い外国人キヨッソーネが日本で収集した日本の美術工芸品が中心の美術館]に展示されているとかで、半田真規(はんだまさのり)さん(アーティスト)と名前を教えて頂き、今度イタリアに行った時には必ずキヨッソーネ美術館に寄りますと約束しました。

そんな事から、次回のイタリア行の旅程が浮かんできました。好きな作家チェーザレ・パヴェーゼの町トリーノから、日本美術のキヨッソーネ美術館の町ジェーノヴァ(エドアルドは東京で亡くなり、青山霊園に墓があるそうです)、美しい景観のチンクェ・テッレから更に南下し、友人の仏人ベアトリスが今度働く町と言っているチヴィタヴェッキアへ。彼女は“サムライ”の銅像があったと言って、メールで支倉常長の写真を送ってくれました。常長が1613年10月28日に石巻の月浦港を出帆して400年が経っています。2013.11.27日支倉常長について触れました。
太平洋横断地中海渡航ベアトリスが送ってくれた銅像の説明用、太平洋の航跡(左)と地中海世界での旅の軌跡の地図の写真[追記: スペイン到着前、キューバのハバナにも立ち寄ったそうで、ここに常長の銅像があるそうです]
そして私が日伊協会で初めて伊語会話を教わったレナータ・フィカーラさんは南端のレッジョ・ディ・カラーブリア出身で、イタリアで伊語を勉強するならレッジョに来なさいとこの町を勧められました。以前イタリア国内での日本対決と言われたパルマの中田英寿選手、また中村俊輔選手が属していたレッジーナはここレッジョのチームでした。対決の試合の時はパルマに見に行ったことがあります。トリーノからレッジョまで色々の町を訪ねながらイタリア縦断の旅を実現させたいものです。
[山上渡さんや半田真規さんの活動のご様子は、PCで検索すれば知ることが出来ます。]
  1. 2014/05/03(土) 19:34:05|
  2. 音楽
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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