イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィアの今: 鳥と人

昨日のヴェネツィア・ニュース紙La Nuovaは、次のような事を語っています。

「 サン・マルコ広場で鷗への注意勧告。鷗、旅行者を襲う

サン・マルコ広場では鷗は容易く餌を見付けられる、それは何か食べようと食料を広げている人に向かって飛んでくる鳥に対する警戒警報である。地元の新聞はサン・マルコのカッフェやサン・マルコ広場協会に出されている警告についてルポしている。

ヴェネツィア語で“cocai'(鷗―単数cocal)”の問題について触れているが、その"cocai"は以前から捨てられたゴミから餌を探したり、リアルトの魚市場で清掃員がその後始末、ゴミの排除をする前に、魚のワタを漁るのに慣れっこになっている。皆よく知った事だが、今や益々鳥の危険性が問題になってきている。

彼らの嘴は、考慮の域をはみ出して、鋭利な大鋏といった物になってしまった。商店主達は言っている、食料を大量に手にし、15世紀の新プロクラティーエ館の階段に腰を下ろし食事する旅行者の増加によって、危険度が増した、と。全ては、嘴にとって手ごろな大きさの食糧を大量に目の前に広げる真似などしない品位に、意を致す気色もないことにある。 」

ヴェネツィアのラグーナ(潟)は、鳥の楽園です。その事について2008.10.19日に潟の自然を書きました。鳥と人との共存共営は何かが過剰になると難しいということなのでしょうか。

サン・マルコ広場では、鳩の蝟集に市が音を上げたのか、広場で鳩の餌の販売を禁じました。また私が出席した市庁舎での結婚式では、式場となったコルネール・マルティネンゴ・ラヴァ館から新郎新婦が大運河前に登場すると、皆が一斉に白い米を頭から振り掛けます。突如その時、頭上から鳩の大群が米に向かって突撃してきたのです。彼らの間にはこの人間の習慣は知れ渡ったことのようで、彼らは屋上の屋根で待機していたのです。これほどまでの鳩の群れが米に集中的に突進してくれば、新郎新婦ならずとも驚愕です。

私の妻が友人とヴェネツィアを二人旅した時のこと、とあるレストランの外テーブルで食事中、鷗の群れが料理に向かって飛んできたそうです。外のカメリエーレが直ぐ様、白いナプキンを手に、取って返すと傍に立て掛けてある棒にナプキンを挟んで振り回し、追い払ったそうです。そういう道具はヴェネツィアには必需品のようです。

こんな事情からラグーナ傍のマルコ・ポーロ空港では、鳥によるエンジン・トラブル、バードストライクを避けるために、次のような手法を取り入れているそうです。イタリアの鷹匠の活躍はLa Nuova 2をご覧下さい。鷹が小鳥たちを追い散らします。

またラグーナ・ヴェーネタにはフラミンゴが飛来します。そんな記事もどうぞ。《フラミンゴ
  1. 2014/07/07(月) 18:01:32|
  2. ヴェネツィアの自然
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは十数年前。ヴェネツィアには即一目ぼれ。
その結果、伊語勉強のためにヴェネツィアの語学学校に何年間か数ヶ月通いました。
その後もヴェネツィアを訪れるたび、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら書くのが楽しいのです。

*図版はクリックすると拡大されます。

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