イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィア街案内(6)

(続き)
「少しノスタルジックになって大通りを先へ進み、右手のマガゼーン通りへ曲がろう。そこには大運河の渡し、トラゲットへ至る看板が出ている。まだ休憩する予定がなく、上記のような栄光の過去を愛惜させるような環境で何か美味しい物を座って食べたいなら、左手のファルセッティ埋め立て通りと交差する角まで行き、角を曲がると、居酒屋〝ベンティゴーディ″が顔を出す。
サン・マルクオーラ教会他そこを出て右へ向って、引き返し、クリスト埋め立て通りを横断する。そして左手の教会裏(drio)の埋め立て通り、更に右へサン・マルクオーラ教会まで進む。そこには船の停留所があり、右にゴンドラのトラゲット(渡し―ヴぇ語tragheto)の桟橋(stazio)がある(当時700リラ、07.30~13.30日曜祝日は休み――私の初乗り時350リラ、現在0.5ユーロ、旅行者からは2、3ユーロ貰うべし、という意見もあったりして……)。そこから大運河対岸に運んで呉れる。

この大運河には3本の橋が架かっている(アッカデーミア、リアルト、スカルツィ――2000年第4の橋、評判の悪い憲法橋が架橋)。こうして長々とグルグル歩き回ることなく、容易に渡河出来る幾つかのトラゲットが存在し、町のあちらとこちらを結んでいる。
[アッカデーミア橋は2010.04.17日、リアルト橋は2011.08.13日、スカルツィ橋は2011.08.20日、憲法橋=カラトゥラーヴァ橋については、2014.09.23日のカラトゥラーヴァ橋等で触れました。]

前方を見ると、トルコ人商館が望め、館は1800年代の最悪の修復でひん曲げられてしまった。現在は自然史博物館となっている。近年リガブーエ財団から素晴らしい恐竜類の骨格標本の提供を受け、展示品が豊かになった。

もしゴンドラでの渡しが終了したなら、ヴァポレットでリーヴァ・ディ・ビアージョまで行こう。一度大運河の向こうに渡れば、道を左へ取り、次に右へ。今度は左へ行くとベンボ通りから橋を渡ると、サン・ザン・デゴラ(伊語San Giovanni Decollato―断首の聖ヨハネ)教会に出る。町でも最古の教会の一つである。
サン・ザン・デゴラ教会連続的に改築の手が入ったが、11世紀の柱頭にはビザンティン発のバジリカ様式が残されている。ビザンティンの作家のフレスコ画は多分教会建設と同時代のものである(日曜以外の開門は10.00~12.00、土曜はミサ時19.00)。教会の左へ道を取り、プレーティ通りからフォンテゴ・デイ・トゥルキ大通りへ行く。

その道突き当りの大運河傍に自然史博物館入口がある。提供を受けた物や購入した物を基に興味深い動・植物学のコレクションが集められており、それは教育的配慮の下に配置され、動物、昆虫、人体解剖、鉱物学、地質学の標本、全てはラグーナ(ヴェネツィア潟)の植物、動物に対する特別の関心が払われている。[ヴェネツィアの自然について、2008.10.19日の潟の自然で触れました。]
メージョ倉庫とトルコ人商館[ここに追加すべき物として、探検家G. ミアーニ(Miani)のアフリカの民族学的収集品、デ・レアーリ(De Reali)の大狩猟会での動物の獲物の収集品がある。最近のディノサウルス(恐竜)の骨は最高で、それだけでも訪れる価値のある館である。 」 (終)
Corto Sconto地図 カンナレージョ
  1. 2016/06/02(木) 00:04:39|
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手知ったヴェネツィアを先ずは訪れて、各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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