イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィアの聖マルティヌス祭(11月11日)

本日のLa Nuova紙はこの11月11日の聖マルティヌスの祝日の事を次のように語っています。サン・マルティーノについては、2008.12.06日のサン・マルティーノで触れました。

「 街はサン・マルティーノの祝祭で彩られ
――子供達の行進、善きサマーリア人を祝うお菓子(ドルチェ)。チェントロ・ストーリコ(中心街)や本土側で沢山のイヴェント――

町でも大変愛される伝統行事である聖マルティヌス祭の飾り等で溢れた週末、金曜日朝、ヴェネツィアの子供達は鍋等食器類や音を出せる物を手にして行進し、伝統行事の“Bater San Martin(バーテル・サン・マルティーン)”を楽しんだ。
[Bater(ヴェ語)=battere(伊語―叩くの意)。この日子供達はサン・マルティーノの伝統的なドルチェをせしめようと鍋等の底をお玉等で騒音を発しながら、街を練り歩きます。無事獲物を獲得すると音は止み、去って行きます。
またMartinはMartinoの語尾"o"が省略され、例えばcaffè FlorianはFlorianoの語尾の省略、VendraminやGiustinian等もヴェネツィア特異の語尾省略現象です。アクセントの位置は変わりません。]

10時30分、マルゲーラの自治体当局会議室では、マルゲーラとカテーネの保育園児にサン・マルティーノの伝統的なお菓子が配られた。それはヴェーラ社の協力の下、新カテーネの未来協会主催のイヴェントだった。ヴェネツィアでは、11日の土曜日、15時からカステッロ区サン・ジョヴァンニ・イン・ブラーゴラ広場で聖マルティヌス祭が行われる。 ……」

その他、リアルトのペスケリーアやリード島、ペッレストリーナ島、メーストレ等各地で色々祝祭行事が行われる予定だそうです。

この時期、日本でも良い天気が続いており、《小春日和》と言いますが、イタリアではそれを《estate di san Martino(聖マルティヌスの夏》と言います。それには次のような謂れがあります。
san Martino[サイトから借用] 「マルティヌスはパンノーニア(ドナウ川の南西部のハンガリー地域の古代ローマの属州名)の兵士で、馬に跨り、帝国の監視をして回るという軍務についていた。ある日、ほんの些少の襤褸のみを身に着けた貧しい身形の者に出会った。彼は寒さのあまり歯をガタガタ震わせていた。それを目にした心優しき騎士は、抜刀するや、自らのマントを一刀両断し、そのマントの半分を貧しい乞人に与えた。

伝説が伝えるところによれば、その栗烈たる寒が緩まり、半分のマントだけでも両者が寒さを凌ぐことが出来る程になったのだと言う。その時以来、毎年聖マルティヌスの日(11月11日)の頃の天候は温和となり、夏が戻ってきたように思えるところから、短い“estate di san Martino(サン・マルティーノの夏――小春日和)”という。」のだそうです。

ヴェネツィアのサン・マルティーン教会は、アルセナーレ造船所の大門のライオン像達の前を右に行った前方にあります。私が語学学校に通った時、学校のマッシモ先生のお宅をアパートにお借りしました。それはサン・マルティーン教会から更に奥のド・ポッツィ[do(ヴェ語)=due(数字2)―二つの井戸]広場傍にあり、通学時この教会脇からヴァポレット停留所アルセナーレに向かい、カ・レッツォーニコ停留所(フェルマータ)まで、船通学でした。通学定期にACTVのCartaVenezia(カルタ・ヴェネツィア)を契約しての乗船です。カルタ・ヴェネツィアは必要な書類を揃えれば、ヴェネツィア人以外でも契約出来ます。ヴァポレットが格安に乗れます。
  1. 2017/11/11(土) 21:00:25|
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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