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イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

ヴェネツィアの現在: センサの祝日

昨日曜日はセンサの祝日(伊語でAscensione[キリストの昇天]の祭り―復活祭から40日後の木曜日。ヴェネツィアは直後の日曜日に変更しました)で、ヴェネツィアでは恒例の《海との結婚式》の行事が執り行われる日です。日曜日のLa Nuova紙から、この日の行事予定を訳してみます。
レガッタ「この週末、ヴェネツィア人が待ち望んでいる行事との出会いが今年もやって来た。2018年センサは、特にこの町と海との結婚としてよく知られたイヴェントに次ぐ各種の行事が目白押しである。これは宗教的であると同時にスポーツ的で、櫂漕のチャンピオンシップを賭けたレガッタに代表されるスポーツがある。

ヴェネツィアと海との結び付きは、今日ではシンボリックなものであるが、かつては商業航路とアドリア海の海外領土獲得のための軍用航路としての収入の源であったが、それは住民と旅行者に町の伝統を活性化させるための機会であった。

事実センサの祭りは、二つの重要な事件を思い起こさせる。総督オルセーオロ・ピエートゥロ2世が、1000年5月9日スラヴ人に攻められていたダルマツィアの人民への援軍と、総督セバスティアーノ・ズィアーニが教皇アレクサンデル(Alessandro)3世と皇帝フリードリヒ(Federico ⅠBarbarossa)1世赤髭王の間の平和協定を取り持った1177年の取り決めである。

Vera Spa(帆会社)によってうまく調整され、センサの祭りは一連の行事がうまく結び合って、本日の17時にはアドリア海の姉妹都市提携が始まり、歴史の流れの中でヴェネツィアと特別の関係があった都市や地域との繫がりを生かしたいとしている。

2016年のフィレンツェ、昨年のモンターナ・アゴルディーナ同盟との後、今年はクロアティアの都市、プーラ(Pola)、ウマグ(Umago)、ノヴィグラード(Cittanova)、メドゥリン(Medolino)、ロシーニ島(Lussino)、ツレス島(Cherso)、ラブ島(Arbe)とセレニッスィマ共和国との歴史的関係を強化する。

式典は総督宮殿で行われる。市長はアゴルディーナ共同体から指輪を受け、クロアティア海岸都市にそれを手渡す。続いてヴェネツィアとその千年の歴史が伝えてきた価値を活用し、信頼し、注意を喚起する抜きん出た行為、あるいは態度を世に示した三人の人物に、2018年センサのオゼッラ金賞の授与式がある。

日曜日当日には、センサ祭委員会の活動のお蔭で、1965年まで繰り返されてきた海との結婚式が再現される。9時30分にはサン・マルコ湾からセンサの水上パレードが出発する。

リードのサン・ニコロ教会前の海上に一度到着すると、総督の指輪を水中投下する海との結婚の儀式が10時30分に祝われる。それ故サン・ニコロ教会での宗教上の荘厳ミサは11時30分となる。

また9時からはサン・マルコ湾とリードのサン・ニコロの海岸の間は、レガッタ用となる。一番手は青少年のプッパリーン舟、9時45分は女子の2人漕ぎマスカレータ舟、次いで男子のレガッタは4人漕ぎのゴンドラ舟(10.30)。しんがりは12時からサンタンドレーア水上機停泊地で、schie とmaciarele のregata(レガッタ)となる。 ……」
[スキーエとマチャレーレの舟形は“regata delle schie”“regata delle maciarele”を図版で検索してみて下さい。]

海との結婚式の謂れについては、2010.04.24日のアッカデーミア美術館や2013.04.27~2013.05.13日の海との結婚式(1~4)等で色々に触れています。

追記: 日曜日のセンサの様子はLa Nuova 2でご覧下さい。
  1. 2018/05/14(月) 12:34:00|
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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