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イタリア、とりわけヴェネツィア(Italia, soprattutto Venezia)

ヴェネツィア偏愛、時には脱線。

カルロ・ゴッズィ(4)

彼についてのこの評伝は、まだ蜿蜒と続いていきます。簡略にイタリア・ウィキペディアのゴッズィの記事から紹介してみます。
カルロ・ゴッズィ[サイトから借用]  「ヤーコポ・アントーニオ・ゴッズィ伯とアンジョラ・ティエーポロの夫婦の間の11人の子供の内の第6子で、遠くベルガモ出身の一家は1500年代ヴェネツィアに到来し、幸運にもヴェネツィア本島と本土側(フリウーリのヴィズィナーレ(Visinale)にヴィッラを得た)に所領を獲得した。1600年代にはゴッズィ家は伯爵位を得たが、1700年代初頭には一家の繁栄に陰りが見えた。

この状況が『Memorie inutili(出来損ないの回想録)』の中で彼自身が述べているように、彼の人間形成に影響を及ぼした。兄達ガースパロとフランチェスコには公立学校で通常の教育が授けられたが、彼は平凡な司祭に気儘なレッスンを受けただけだった。それ故当時文学者として頭角を顕し始めたガースパロのようになりたいと、独学で自分の学習を深化させねばならなかった。

1300~1500年代のトスカーナの文学者を特に研究した。それは短編作家のサッケッティとフィレンツオーラであり、ある時にはプルチやブルキエッロ、ベルニであった。

1740年軍に入隊し、4年間ダルマツィアで生活した。帰郷し、文学の勉強を再開し、直ぐにグラネッレスキ学会(アカデミー)の最も輝かしい会員として声価を得た。そこで風刺作品により認められたのである。この会は饗宴とエスプリに捧げられており、真摯の文学目的を持って、外国の影響からトスカーナ文学を守護しようと真剣に取り組んでいた。

フランスの例をモデルにして、ピエートロ・キアーリやカルロ・ゴルドーニの仕事が古いイタリア喜劇を作り変え、社会的努力を排除しようとする気配を感じた。1757年ゴッズィは諷刺詩を発表してそれを救ったのである。それは『La tartana degli influssi per l'anno bisestile 1756』と1761年の喜劇『L'amore per le tre melarance o Analisi riflessiva della fiaba』、寓話に基づいた別の2つの詩のスタイルのパロディである。

それを板に乗せるのにアントーニオ・サッキの劇団仲間の協力を得た。彼らの諷刺的活動のお蔭で、喜劇は大成功であった。サッキの仲間達は舞台を神秘的・神話的に構成して観客に与える効果を計算し、感動を呼んだのであった。それは最初は諷刺的作品として単純に舞台化されたのであったが。

続いてゴッズィは、寓話を下にドラマティックな作品を書いた。最初これらの作品はよく知られていたが、サッキ・グループが解散した後は忘れられてしまった。ゲーテやシュレーゲル、スタール夫人、スィズモンディ等も非常に評価した。この劇作品の一つ『トゥランドット』はシラーによって翻訳されたし、プッチーニの同名の作品にインスピレーションを与えた。

最晩年ゴッズィは、喜劇的要素を大いに取り入れた悲劇を描いた。しかしその作品は当時としてはあまりにも斬新であり過ぎた。次第に彼の新機軸は批評家達の受け入れ難いものとなっていき、彼はスペイン劇に方向転換し、そこから色々な表現様式を吸収した。

しかし彼の初期作品に比べ、恋人の女優テオドーラ・リッチの芸術的才能を際立たせはしたものの、成功は僅かであった。 」

ゴッズィは最初の劇作品『三つのオレンジの恋』(1761)の中で、敵対したピエートロ・キアーリを妖精“モルガーナ”、カルロ・ゴルドーニを魔法使い“チェーリオ”に見立て、批判しているそうです。
  1. 2019/03/14(木) 08:01:55|
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ペッシェクルード(Pescecrudo)

Author:ペッシェクルード(Pescecrudo)
初めてイタリアに行ったのは1994年、ヴェネツィアには即一目ぼれ。その結果、伊語会話勉強のためにヴェネツィアの語学学校に数年間の間、何ヶ月にも渡り通いました。
その後勝手を知ったヴェネツィアを先ず訪れて、イタリア各地にも足を伸ばしています。
東京に住んでいるので、憧れのヴェネツィアについて何かしら触れているとヴェネツィア気分で楽しいのです。

*図版・写真はクリックすると拡大されます。

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